New Nuubas 第7話
巨大な扉は押せど押せど動かず。さらに押せど押せど動かず。ならばと引いた。すると巨大な扉が倒れてきたのだ
ゆっくりと倒れてきたのだから、横っ飛びで避けることはできたはずだがなぜか動けず巨大な扉に接した状態で巨大な扉といっしょに仰向けで倒れてゆくのであった
地響きがして地響きを聞いている自分がいるのだから無事なのだろうと思うことにしたらやはり無事だった
土煙にむせびながら辺りを確認する。どうやら部屋のようであった
小さな住宅に、住宅より巨大な扉など
変だったじゃないか
トリックだったのだ
トリックスターによるトリックだったのだ