詩人の知るところによると

【詩人の知るところによると】




砂浜に足跡
このとき砂浜先に来ていて後から足跡来たと言うやから多けれど

詩人の
知るところによると
恐竜じゃないのに足跡先に来ていて砂浜来るのを待っていたと言う

それって星群
孤独な星群来ていたと言う

孤独な星群ならんで足跡になったと言う

砂浜来る頃には
足跡待ちわびて
音楽を奏でたと言う

砂浜に詩人の足跡
音符となって潮騒を演奏する






自然






異星に在住する我らなれど故郷を忘れない
そして広い自然を忘れない

寄り添っている
自然となって
広い存在を感じる

都会とか田舎
山や空
海そして森
宇宙

それらより広く身近に寄り添っている

ありがとう





ある時空






ガスっていた
沖縄南方の山
ガスっている青を行くやんちゃな船

ある時空に
鷹はゆっくり旋回しながら声をはなつ

ある時空に小鳥達はなやかに移動する

草むらを鳴らしながらマングース忍者走りする

ガスっている青からこちらへとあまけはい近づいてくる

それらを愛しいと思う
美しいと思う
夕べ過ぎてさえ










峠を越え向こう側
寂しさをたたえる夕べ
こちら側にやさしさずっと残して

善を受け美しい

つよさを教える夕べ
善を受け美しい

善は善より真実を与えられ受け継ぎ
受け渡す

すべての善きことは静かに受け渡される

永遠に与える善を幸せという





太古トカゲ愉快に笑う






太古トカゲ愉快に笑う

最高な歌聴こえると太古トカゲ愉快に笑う

太古トカゲは最高音楽を知っている
ひとよ最高音楽を知っているかい

太古トカゲの愉快な笑い声は最高音楽なのさ
太古トカゲと出会って太古トカゲに歌を聴かせ笑っていただけたなら

最高音楽家なのさ





ふくよか






いつから並んでいたのでしょう静かな通り

山とのじゃんけんのようにして飛行するふくよかな鳥

特等席を確保せずあわただしげな午後

はとうらすなおに引かず
押し寄せるふりしながら遠ざかる

山から柔らかくおりてゆく流れありてすなおに世界は静か




美を楽しむ






境界をあいまいにする風をやり過ごす午後

地球の翼かときくから知らんと答えてすいへいせんを諭す

邪なる群を征伐してやって来た城の裾なので少しあまり勢いなのさとすいへいせんに伝言する

笑いながら清掃している
美を楽しむ





秋に思う冬の船






高いところにいる卵
飛翔することができる存在

飛翔する魚
波の上を遠くへ飛翔することができる存在

青いシャツを羽ばたかせて彼女歩道橋を渡る

飛翔する船を知る存在

秋に思う冬の船





豊穣を運ぶ






豊穣を運ぶやつらいてごくろうさんと挨拶した

古代都市にて秋を感じたくて古代都市を呼んで秋を楽しむ俺だった

羽をなでちからをほぐして休憩をあたえてごくろうさんと挨拶した

諸君
哲学とは
そのようなことなのである