常世






押しつけられようとする嘘を
ぱっと論破する

翼より軽く丈夫な心

覚えているやさしさは
真実だと
ぱっと悟る

翼より高く舞い上がる美しい心





歴史余波来るほいさっさ






モクマオウの子供ら
似合いやがるぜ
モクマオウの子供ら
夕暮れ似合いやがるぜ

おとななナトポルナらの頭を
ぽんとしているぜモクマオウ子供ら

ナトポルナ笑った
下方の葉っぱをペロリとして
ナトポルナ笑った

太平洋から夕暮れ来る
なんだから太平洋方向から
歴史余波来るほいさっさ




スマイル






海原な町
背後にあって
海原な町の少し上に
スマイルあり

方々の季節を寄せ合って少し
疲れたような方々あり

海原な町前方海原に
七つ船あり

方々の物語を寄せ合って少し
疲れたような七つ船あり

それやこれやを綴る
すると
そろりとクールな巡礼
スマイルとスマイル
大いに嬉しい






最新旅人






大昔から変わらないという
はだかな先輩ら

ずんぐりと
要所に立っている

そこは要所か
きっと要所
大昔から変わらないはだかな先輩ら立つ場所なら要所よ

石段あるけれど
先輩ら石段に立たない

先輩ら石段近くに立っている
というより
恐れ多い先輩らの
傍に石段作ったのなら
恐れ多いよ

それでいてはだかな先輩ら
最新旅人なのよ