真詩 詩人の口笛
珊瑚の島で今生まれた
生まれたての歌は
何千年も前に人魚が
歌った歌
何千年も前に人魚が
歌った歌を
猫が振り返る
竹林細い道
猫を飛び越えて
その先へ
すでに遺跡な街
クリームのような喧騒
その先へ
誰も住んでいない
地球
誰も住んでいない地球をしばらく抱えて
その先へ
詩人の口笛
真詩 旅情
南国の空港から
解き放たれて
上昇の不安に
髪かき上げる
雲の質感を
身近に感じる
安定の旅情に
あなたを思う
海の哀しみ
旅の喜びを
打ち消そうと
するけど
哀しみを
空にならば
解き放つことが
できる
向かうところに
会うべき人はいる
健全な本棚
高級な居住区で弛まないエクササイズかい?
省エネはどうなった?
朝風呂かい
おしゃれに水を何千リットル
週に何億リットル使う?
おしゃれとしての
環境快適で
自然保護運動かい
欲望は健全の記しかい
地球は
おとなしいペットじゃないぜ
黙っちゃいないぜ
中城
中城湾に
不気味な建造物
どっかりと
征服種族の巨城のような建造物
もはや
中城湾は
不気味なエイリアンの基地と化した
その沖を
オレンジ色の大きな貨物船
オレンジ色の貨物船が真っ黒な丸い煙を中城湾の沖に置いて
ゆっくり遠ざかってゆく
雨が降っている
雨が降るこの島と海と空は
いったい
どこに来てしまったのだろうか
贅沢な夕空
空の軍勢は戦の軍勢ではない
空の軍勢は詩人の軍勢だ
美しさと壮麗さ
内包するものがたりの
スケール
展開の巧みさ
を織り成す軍勢である
時を越え
空間を越えて
最高の詩人達の
最高の言葉達の
織り成す
贅沢な夕空
マッパムンディ
上げ底
フルーツの
ようなトーク
振る舞われて
退散 退散
袖を振って
広げたマッパムンディ
裸馬に裸で乗って
旗揚げ族の領地に
新風法螺吹き込んで
マッタリコウモリの助言を
お洒落やさおとこに託して
お誂え向きににんまりと
おジョーク上手な小走りお尻
エトセトラポット暖か音楽
トンチャラ
マッパラリン
畑にはエネルギー
畑にはエネルギー
降り注ぐから
休憩をする
水を補給する
休憩中は
くだらんことを
考えてしまう
「ほんとうの休憩とは 畑仕事の休憩なのではないか」
このような
こと考える
ようでは
ほんとうの休憩
じゃないな
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