大樹は静か






大樹が撒いた枯葉を踏んで歩くと、音がする
その音は道の音であり、枯葉の音であり、散歩の音だけど
季節の音ではないと思う
靴の音ではないと思う
そして
大樹は静か







仲間由紀恵さんのホンタイ






仲間由紀恵さんのホンタイは
ガジュマルやいびん

仲間由紀恵さんは
いちはやくブログやってました
「てーげー日記」やってました

てーげー
は沖縄方言で
てきとう
よい加減ってこと

それに影響されてヌーバスは
てーげーブログやってるのではありません

沖縄の
浦添市
パイプラインていう
道路があって
すこし裏に
公園があります
その横の小さな道路をヌーバスは通ります
仲間由紀恵さんが昔遊んでいた公園の横だから通るのではありません
ヌーバスは仲間由紀恵ファンではありません
偶然通り道なだけです

そこの公園に木があって、仲間由紀恵さんは昔そこで木登りをしていました

仲間由紀恵ファンじゃないのにそれらのことを知ってるのは偶然です
偶然知っただけです

けれど,よく通る公園の横ですが、その公園に入るほどヌーバスは暇ではありません
公園の木がガジュマルなのかどうか確認する気だっていっさいありません

けれどきっと
ガジュマルでしょう



てーげーホンタイシリーズ
御容赦ください





New Nuubas 第8話






巨大な扉を引いて巨大な扉といっしょに倒れることによって扉に押されて地下の隠し扉開いて地下室に入ると

そういう高級なトリックルームだったのだ

それを知らずに背中から地下室に落下した。シートが背中を守ったのだ。クルマのシートはすごくヒーローなおかただったのだ

じゃあシートの背中は誰が守ったのか。後部シートが守ったのだ。じゃあ後部シートの背中は誰が守ったのか。続後部シートが守ったのだ。その続後部シートの背中は

とか言ってると

可愛らしい女の子
ようこそいらっしゃいました

くるっと回転した僕。背中のシートが勝手に女の子に向いたのであった

シートが女の子に
シートのヒトシといいます。仲良くしてください

可憐な女の子はもてなれているらしく

シートのヒトシさんと仲良く?それとも
シートのヒトシさんのご主人様と仲良くってこと?
ご主人様シャイなかたで背中向けてしまいましたが
とにっこり

シートに名があるなんて知らなかったしシートが喋るなんて知らなかった

するとシート
こんな奴ご主人様じゃありません





桜井和寿のホンタイ






スケッチブックだったのかノートだったのか忘れた。彼は作詞ノートをずっと持っていた。けれど,そこに彼が新しい詩を書き加える現場に僕は遭遇しなかった。彼の字はほんとに下手だった。
僕自身、字は下手で、下手さ加減に自信があったのだが、彼には及ばない。彼の詩は字の下手さを考慮して採点して……
高得点な詩ではなかった
新しいテクニックなどない
独特なクレイジーさだってない
素直な詩だった
そこで「素直でいい詩だ。俺にはこんな素直な詩書けない」と言ったと思う。
万人受けする彼のまっすぐな執着心は、だから、彼の素である。
まっすぐな執着心などと書いたら、彼のファンは怒るだろうか。
だが、なまの桜井は生の危ういまっすぐな執着心を隠すことのできない子であった。
彼にビール瓶を投げつけられたことがあった。僕に当たらないように投げたのか、無心で投げたのかわからない。
けれど,まっすぐなビール瓶の軌道は美しかったと思う。

桜井和寿のホンタイは
ビール瓶の軌道だ




ホンタイシリーズはフィクションであります
御容赦ください






ヌーバス短歌







最寄り駅に忘れた
最寄り星から届けられた
インスピレーション









どっしり







若夏の大きな雲

どっしり西へ行く

思っているより

大きな存在は

近くて

思っているより

大きな存在は

たくさんいる











New Nuubas 第7話






巨大な扉は押せど押せど動かず。さらに押せど押せど動かず。ならばと引いた。すると巨大な扉が倒れてきたのだ

ゆっくりと倒れてきたのだから、横っ飛びで避けることはできたはずだがなぜか動けず巨大な扉に接した状態で巨大な扉といっしょに仰向けで倒れてゆくのであった

地響きがして地響きを聞いている自分がいるのだから無事なのだろうと思うことにしたらやはり無事だった

土煙にむせびながら辺りを確認する。どうやら部屋のようであった

小さな住宅に、住宅より巨大な扉など

変だったじゃないか

トリックだったのだ
トリックスターによるトリックだったのだ





豊かな航路






樹木の衛星となってバタフライ

太陽から派生したような航路

僕らのストーリーを

読んでいる放課後の校舎

異星から異星まで

通学路

静かな賑やかさ

豊かな航路






宇宙人






宇宙人らしきヤカラに
「世間知らず」と
批判されて
怯んじゃならねえ
あいつら宇宙を知ってる宇宙人じゃねえよ
あいつらただの
異星人だかんな







板野友美さんのホンタイ







板野友美のホンタイといえば
やっぱ

カゴだ
スーパーのカゴを
無造作に上からとる
それが板野友美のホンタイ

そりゃあ
誰だって
スーパーのカゴは
上から使う

だから板野友美は
普通の人だ

ヌーバスは
スーパーのカゴを
最低層から発掘して使う

まず、カゴのタワーを
ごっそりとって
それを頭からかぶる
スーパーカゴタワーマンとなる


最低層のピュアなカゴをさげてスーパーを闊歩する

しないよ





シークレット



委ねられて飛ぶ

委ねられ待つ

触れ合う

委ねられた道となって

静かに触れ合う

委ねられた世界となって

渡す

すべてシークレット












首里城を作った大工だった

誇らしく語ったんだ

ひっそりと
誇らしく語ったんだ

水平線と
まっすぐな雲
対話する

それらを国という




New Nuubas 第6話






夕餉の匂いする小さな家だった。すんません。ひとばんだけお宿を貸してください

小さな家なのにドアは大きくて
あのパンジャダドだって立派な姿勢をもって潜れるであろう

というより、これはパンジャダドの住宅なのだろうか。入りて小さくなりしパンジャダドという諺だってあるのだから、小さな家に巨大な扉はパンジャダドの住宅だったところで不思議じゃない

パンジャダドだったらどうしよう。いくら背中をシートが守ってくれるとしたところであの巨大なパンジャダドに立ち向かえるだろうか

はたと気づいた。さっさとこの小さな家に入ってしまえばいいのだ。入りて小さくなりしパンジャダドなのだから、パンジャダドより先だろうと後だろうととにかく家に入ってしまえば、小さなパンジャダドとなっている

とにかく家よりずっと巨大な扉から入る僕なのだった










モクマオウのふところ深く花ありて善なる者はひっそりと来る









トーク





トークを共有することはできない
トークは
ひとりごとである

テレビで相手のトークを
共有しようと構えて
寒く進行するMC
ほとんどそれである

それぞれのゲストは
それぞれのワールドの王であり、それぞれの国語を使ってトークする
テレビゲストとして招かれるほどの人は王国の王である

トークを共有しようとするMCは失礼である

さんまはすごい
共有しようとしない
さんまは
ゲストの話に対して
必ず「うん 知ってるよ」
と返す

さんまとして知ってると言っているのであり、ゲストを理解してトークを共有しようなどと思わない
寒い進行とならない

ヌーバスは
ゲストだけでトークする
真のトーク番組をと
言う

ひとりごとトーク番組をと
言う






夏夕べ



キンバト待ってた夏夕べ

キンバト来なかったけど

他の鳥達の

さざ波のような移動

ゆったりとした上空

まったりとした海原

夏夕べ





New Nuubas 第5話






まだ開通していないのだが、新しい道路はすでに小さな住宅へ誘う蛍火となっていた

竹林は明日行くとして、今宵ひとばん宿をと

そこら辺りにクルマを駐車して、小さな住宅へと新しい道路を徒歩で下る

クルマのシートは背中に鎮座している。僕の背後はシートに任せるべきだろ

背中のシート重いので、自然と僕の歩行は、威張屋のようにふんぞり返っている。下り坂だから、ふんぞり返った歩行はお New なバランスであった







New Nuubas 第4話






あさっての方へと

けれど早
夕暮れとなりにけり

あさっての方はどこだろう


新しい道路に入った。まだ開通していない。けれど僕はいつだって開通していない新しい道路にはいることができた

入り口は狭いけれどいつだって僕に入り口は用意される

なぜだろう

たぶん僕は
できの悪いシステムに収まらない人々を忘れないからだろう

できの悪いシステムをとっくの昔に旅立った人々をいつだって覚えているからだろう

それでいながら
できの悪いくだらない下品なシステムを旅する

無数の僕自身さえ忘れないからだろう

前方に巨大な寄宿舎
あかり灯して聳える

カーラジオから
やさしく大きなラブソング






New Nuubas 第3話






竹林 竹林 竹林♪

竹林 竹林 竹林♪

と竹林にむかう

ちくりん ちくりん

と竹林にむかっていたら

ちくわ ちくわと

竹輪屋に着いた

大将
ちくわやってのは
豆腐屋?蒲鉾屋

こんちくしょう竹輪屋は竹輪屋だってんでぇへんちくりん

ちくわいっときの恥ってんで

大将
竹林知らんかね

みょうちくりんなこと尋ねなさるお方だ。竹林ならあさっての方だぜい

ってんで
あさっての方へ行きます






New Nuubas 第2話






で、スーパーに入った。けどすぐにスーパーを出る。カゴだカゴを忘れてしまった

クルマに戻ってスタート。家に引き返す

スーパー所有のカゴ
恐ろしい
スーパーが用意したカゴの汚さったら恐ろしい

食品さえ入れるカゴ
カゴはやっぱりマイカゴでしょ

しまった

マイカゴは常に使い捨てだった

家に引き返したところでマイカゴはない。となったら

マイカゴを作るしかない

マイカゴは竹を使用する

よっしゃと竹林へむかう







New Nuubas 第1話






隣り合わせでお互いに背を合わせ寂しい寂しいと言って

滑稽である

スーパーの駐車場の奥でそう思いながらシートと背中合わせ

いや、シートは背中じゃないのだろう

どの駐車場だろと
絶対クルマを奥に置く

いや、シートが背中かどうかそれより、シートと背中合わせで運転をしているとの自覚は大事だ

駐車場の奥は駐車場の背中なのかそれより、駐車場と背中合わせで奥に居るとの自覚を大事にしているのだ

運転をしているときシートと背中合わせであれば、シートに背後を頼んでいるのだから運転する僕は前方に集中できる

いや、嘘だった

シートなんかに後方任せられるかってんだ





真詩 星座






回転の星座掲げて寂しさは森そのものとなりにけるかも







サンシンの夕べ





島歌の夕べ

ガジュマルの枝がステージ

サンシンの音は雲海を越え

流界の頂の家に届く

「鳳凰の羽ばたきのように」

小さな声は

自由な荒波






ワールド






パラレルをひるがえしつつ飛ぶ蝶のせつなせつなにワールド生るる







真詩 4



【草蝉】


南城市の

裏の丘に

草蝉

その蝉はとても
小さい

ある日

草蝉を

両手で
包んだ

持ち帰ろうかと


しかし両手を開いた

草蝉は飛んだ


僕は

海へと続く坂道を降りた



あの日

僕は

飛翔という
みやげを


持って帰ったんだ





【今のところ】

息を潜めて

うかがってるだけかい

だとしたら

今のところ




正直なのは




ニワトリだけだ







たすけてぇぇぇぇぇ





【マジック】


最初、月の光だけかと思ったよ

ふと、たどり着いた真夜に立ちはだかっていたのは

山岳会の小屋だ
沖縄に山岳会なるものが存在していることを初めてその真夜に知ったのだ

ギンネムが両側から押し寄せているので、小屋までの道は細い

月の光のマジックによって小屋へと導かれたと確信した

なんせ不思議なことなど毎日起きているのだから、素早く出来事の本質を独断で確信する習慣が出来上がっているのだ
小屋だからとて、気安くドアを開けて入る訳にはいかない。住宅街から程近いキビ畑のまんなかあたりなのだから

小屋を避けて歩を進める

すると、ぽっかりと円形の広場が現れた。草が短く刈り込まれている

何の目的に使われる広場が、検討もつかない。ところを、即、奇妙な儀式に使用される広場だと確信する

月の光が、まんまるな広場に集まっている
いや、月の光だけじゃない
あっちこっちから逃げてきた誰かの涙の光や、誰かの笑顔の光だのが集まっていると確信する
ことによると太陽の光さえきてると、思ったのだが、月の光はもともと太陽光の反射なんだと確信を新たにしたのだった

まんまるな光の広場で、おもむろにいなり寿司を食べた

いつも持ち歩いてるはずがない

その真夜だけなぜかコンビニのいなり寿司を一個持っていたのだ

真夜にまんまるな光の広場でいなり寿司を食べた





真詩 3



【静寂の器】


降りてくる

言葉

受け止める最初の器は小さく

高い峰に置かれている

溢れて流れて

大海に集う頃

忘れ去られた

意味が

帰路をたどり

上空へ

雲となり

待機する

常に

言葉を

吟味しているのは

小さく気高き

器であり

それが

個人である

あなたは

個人として

静かでなければならない

静寂の

峰にて

きみを待つ





【モクマオウ】

雨のように綴られた認識にスタンプを押し付けるのを

今すぐ止めなさい

すでにして
色褪せている

思わせ振りな
スタンプを

馬の繋がれていた
モクマオウの下に
置きなさい

もうすでに

乱舞する歓声も
量座する拍手も

静寂に吸い込まれ
安らぎを得ている

モクマオウの

繊細な輪郭が

縺れながら

時間を修復している
新しい時間の

流れのほとりで

きみを待つ





【帰る】


帰りついた場所


からさらに


どこかに帰ろうとすることはないか


俺はある





【進化】


適当な


天体にでも


乗せとけば


しばらく執着するだ ろう


ぐらいの
いい加減さで


設定されている


かもしれないぜ


生物の進化なんて





【ほんとうの言葉】





自動販売機に
コインを入れる

落下して
音ひびく

その音は
コインと自動販売機の

双方の音

ではなく

俺の音だ

だから

俺が
遠吠えで
聞かせる


俺の声は

君の

たましいだ



御覧

誰かが

いつか
解き放った

声の

ようにして

雲が
漂っているよ

アーティストに頼ってばかりいないで


君のほんとうの言葉を
解き放とう


あの

雲の下で

君を待つ









バナナ飛行機






飛行機が

そこらじゅうに

落ちている

ひとところなんて
山のように
落ちた飛行機が
積み重なってる

この小さな島に
なんでこんなに飛行機落ちてるか
誰も気にしない


飛行機を浜に引きずってゆく

飛行機を丸めたり伸ばしたりして

舟を作る

だいたい
翼のところが加工しやすい

バナナのような形の舟が出来上がったころには夜

バナナのような月の下をバナナのような舟が沖へ

海の底は
月明かりで透き通っている

時々
人魚とかが素早く通りすぎてゆくが

気にしない

どんどん沖へ









ベランダ






月の光は

昔の祈り

昔の祈りは

未来の光

ベランダに
おいでよ

洗濯物に頭撫でられながら

おいでよ

洗濯したてだからひんやりするけど

月の光で

暖まりなよ

月の光を浴びて

背伸びして

もっと近く

もっと

近くまで







真詩 2



【旅愁島】


ノスタルジーの列なりに

幽体を百万ほど置いて

階段は積もる寂しさ

常に凡てを抱いて

常にバグを遠ざけて

フリーなノスタルジーを

遊ばせながら旅





【ジャラリ】


ジャラリ ジャラリ と

誠実どもが敷設する

くだらない掟





【南島】


ガジュマルの挨拶はいつも近くから

浜の近くから

水平線の近くから

机の近くから

愛はいつも近くにいて

歌っている





【祈る丘】


たくさんの人々が
パンケーキの
盛りすぎたシロップのように
甘い幻想のパレードに乗り
丘を下りた
祈るのは
丘に残るとの決意ゆえ
最初の門の丘に居て
祈りつづける
それが僕の歌





【ゴリラ】


舞い戻って「楽しく」

有機物をがさつな入れ物で

囲って「楽しく」「今を」
「今を楽しく」
愚かなすり替えなりすまし
「楽しく」

ゴリラ以下の知性
ゴリラ以下の心

愚かな繰り返し「楽しく」「今を楽しく」「楽しく」「今を楽しく」

ゴリラ以下の知性
ゴリラ以下の心

そどむ そどむ








真詩 1



【黄金飛行】

縁側談笑で
黄金ジョークに
遭遇すれば

水平線は
黄金滑走路と
なりにけるかな


【七時】

野暮なやつらが
おまえらを餌付けして
くだらない配備を整える

下品な主張の戦闘機が
おまえらを押さえつける

だが
羽ばたけ
羽ばたきの範囲は
新しい宇宙だ


【六月】

六月の薔薇の木の枝は人
六月の鉄の道路は抗議
来る小鳥

六月のまっすぐな雲は手紙
書きかけの真髄
待つ旅


【バナナランド】

忘れられた村は
島バナナに守られた村

潮風に
いっせいに
それぞれに
島バナナの歌

潮風吹いて
いっせいに
それぞれに
島バナナダンス


【宝庫】

島に寄り添う
砂浜のような
祈りを持って

スコール
万雷拍手

忘れられた
村へ入りて行くなり







滝沢カレンのホンタイ






滝沢カレンのホンタイは下敷きである

筆圧はそうとう強い滝沢カレンである

滝沢カレンはノートを亜空間にて所有せり

亜空間にはまたアナウンサー学校存続せり

アナウンサー学校ジタイは実在しているが
滝沢カレンの亜空間でアナウンサー学校は変容している

亜空間アナウンサー学校の教師は滝沢カレンホンニンである

ヘンテコ教師によってヘンテコ生徒がヘンテコ倍増教育を受けるのであった

ヘンテコ敬語教育を
ヘンテコ生徒である滝沢カレンは熱心にノートに書くのであった

筆圧が強いので
滝沢カレンホンタイである下敷きには
ヘンテコ敬語が多重に記されている

滝沢カレンのヘンテコ敬語は
多重構造の立体交差した高度なジョークなのである





平凡ステージ






平凡平野を最初頃に預けて

ブルーズをする

同じかよなほど
寄り添った演奏だったり

ブルーズハットするほど
自在演奏だったり

平凡平野だって

ステージだ







王の丘





湾を臨む丘

王の丘に情報を運ぶのは
個性豊かな

風の行軍

地球規模な情報
花冠規模な情報

時を超える
宇宙を超える

風の行軍

探せない

知るのは







列車ら






棚卸しされた性癖方便を
列挙した不安列車ら旗揚げ
しやがらない前に
奴は線路をねじ伏せる
タップは脚下され
奴は頓知の大盤振る舞い
警笛に乗って
お歌を披露しながら
ガラクタ都市上空を
平然とお散歩








スターら





砂浜に足跡
夕べよりずっと遠くから
来たスターらの
おぼつかない足跡





沖縄黄金週間






黄金週間を揶揄する天気などないけど
変化豊かな正午で沖縄

フェンスをスーツとしてまとった米国人らはどこ吹く風

耕運機で畑整える島人紳士
彼こそ黄金習慣だ