鷹
鷹はなんらかの法則を養護するか
逆らうかして
森上空にて待機する
鷹は森の向こうへ回り込む
なんらかの存在は
鷹の声を降らせる
森に降る
きび畑に降る鷹の声を
途中の賛美者となって
僕は詩とする
しっとりとした怒りは
僕のか鷹のか
それとも
きび畑のか
森は錨を持たない船だ
ケイコク
地獄化した工場
Aラインでは疑いを
Bラインでは信頼を
Cラインでは恐怖を
製造する
製造されて流されて
Dラインで組み立てられ
愚鈍化された
都市へと出荷される
奴は工場の裏の蟻塚で
ブルースハープを鳴らす
ことごとく塗装された街に向けて奴は出荷する
普段着の警告を出荷する
小さな砂浜
空気さえ動かない玄関
揺れることのないカーテンのようだ
今朝の小さな砂浜
すぐ近くで跳ぶ魚
静けさは
今朝の
小さな砂浜に集まっている
水平線を越えれば
そこに異なる
小さな砂浜
異なる静けさ
そしてまた
跳ぶ魚
はるかな水平線
春王冠
森の勢いは空を応援する
雲群雄を清らかに進ませ
春王冠
旋回する千万世界
主を訪問する旋回
春王冠
渡され続けて
守られ続けて
春王冠
綴られた物語を尊ぶ
巡礼に託された尊厳
春王冠
卓越する比喩の旅衣
最初歌
最初歌
ほんと最初歌
炭酸飲料を
高く掲げて
にこりと
低く歌うべきだ
ひじょうに深く歌うべきだ
深海には
始まりの歌がある
深海のエネルギーの歌を歌うんだ
炭酸飲料を高く掲げ
にこりと
エネルギーの歌を
いまこそ
始まりの歌を
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