鷹はなんらかの法則を養護するか
逆らうかして
森上空にて待機する

鷹は森の向こうへ回り込む
なんらかの存在は
鷹の声を降らせる

森に降る
きび畑に降る鷹の声を

途中の賛美者となって

僕は詩とする

しっとりとした怒りは

僕のか鷹のか
それとも
きび畑のか

森は錨を持たない船だ