彼来たりて
軒先に彼が来て
思い出話をすると
退屈な棒は震える
彼はすべてを知っている
だから
だいたいとぼけている
彼は縛られず縛らず
誰の軒先にでも居る
軒先にあわせて
話をすることなど
考えていない
退屈な棒は震える
同じように震える
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