海に向かう
誰かいる
たしかに
海ぜんたいに
誰かと誰かと誰かと誰かと誰かが必ずいる
悠久なエネルギー
おだやかな揺らぎ
それらを越えて
ずっと
そこに誰かがいる
竜の背に居る
両翼はタイヘイヨウヒガシシナカイ
リュウキュウヒコウは
小さな速記詩人
クリスタルクウキの喜び
僕はずっときみの喜び
川沿いキビ畑
台風ほとんど来ない
このごろだから
キビすっくとまっすぐ
大きいキビとなった
ギンネムさやにひそむ
幼い新星
それはそっとして
大らかな真実
すらりとやぼったく
うたかたな流れ荒くして
新星静かなり
ほほえむ男
たどり着いたとき空腹の予感
そこにリュウキュウオウ樹
その葉っぱにゆだねよう
葉っぱの方向へ潔く行こう
と決心したけれど
リュウキュウオウ樹の葉っぱ
八百万世界を擁して
吾をからかう夕月夜かな
島バナナ
夕映えて
げらげら揺れる
琉球バード
すんなり飛ぶ
手を上げて秋に挨拶
島はいつだって
ほんらいの自由に
溢れている
尾崎豊の歌を丘で歌う
そしたら
尾崎豊の歌は
癒やしてくれる
昔、尾崎豊の歌は
とにかく悲しい歌だった
いま
尾崎豊の歌は
自由だと
丘に来て歌って
わかる
尾崎豊の歌は
街歌だった
悲しい街歌だった
いま
尾崎豊の歌は
自由だ
より大きくより自由だ
どこか自然まで来て
歌えばいい
尾崎豊の歌は
大きく自由だ