遠慮






鳥を
自由の代表のように扱う
けれど
鳥は遠慮している
森では、それぞれが遠慮している
高度な遠慮だから難しい
高度な遠慮だから参考になる







若夏天使






若夏

天使降りてきて

笑う

翼たたむとき

くすぐったい

と言う






守られている







宇宙空間を移動させる
重厚な鳥
ふわっとした草原上空

電波塔なんだか知らず
ただぼさっと立ってる

こうして
宇宙空間は密かに
守られ移動する

小さなバタフライは
真実を密かに
すくいながら
ふわっとした草原上空

こうして
真実は密かに
守られ移動する

街はなんだか知らず遠く
ただぼさっと整列している

詩人は
ぼさっと
口笛を吹く






ふんまん男







ふんまん男だ
すべての歌を
歌ってきた俺だ
だから黄金週間だからって
オリジナルソングでラララ

稲穂のようなおとこ
稲穂のようなおとこ
稲穂のようなおとこだ
baby


歌って街をレンタルする

ふんまん男だから
静けさこそ楽園だと
ほざく

だが
楽園の静けさを怖がって

街をレンタルするのさ
baby








ひとりごと






ひとりごとはだいじだ
誰かに聞かれずに
思いを言葉にする
誰かに言葉被害が及ばない
すばらしいひとりごと

億人の話し合いより
ひとりごとは
すばらしい

億人の話し合いは
言い争いになり
戦争になる

聞かれないひとりごとは
被害を及ぼさない

ひとりごとは
誰かに聞かれないから
つながらないのか?

つながる
真のつながりは
静かにつながる

ひとりごとを
巧く発すれば
それを知る
真のつながりを知る
知ること
それは真のつながり

知らないからバカ騒ぎをしてつながりをだいなしにするのだ

さあ

ひとりごとを




真詩 心






心とは
至る所である
心まで至る道は
少し遠い

それを知れば

至る所道であり
心である




言葉







銀河丘を駆けて言葉はいま僕だけにある








うやまう






あのときのバタフライと

このバタフライは

違うでしょうか

この飛空は新しいでしょうか

森は新しいでしょうか

たましいとして

会話する

楽しい

会話をする







真詩 ふるさと






夕映えて
羽ばたき僕に触れ
近い愛
言葉とは
豊かなふるさと

歌僕に触れ
地球千倍ほどの物語
掲げる存在を知る

物語とは
豊かなふるさと






とうぞ









問いたいこと

あるだろか

僕はたくさんある

昔ながらの
飛ぶような流れで
泳いで

をった頃を
問いたいのだ

銀河を
勢いよく
飛び泳ぎながら

魚に問うのだ






雪妖精






雪妖精踊る

俺ら旅人を

鼓舞するように

雪妖精の孤独な飛行は

美しい

それぞれ

世界

それぞれの世界を

俺ら旅人は尊重する






遊歩






連れて歩く

星座は太古の

よろこび座






ギター音楽






実にギターがよく使用されている
米国音楽など特にである

ギターを弾く僕らと
弾かない方々では

音楽を聴くことが
違うのである

ギター弦
金属の嫌な感じのこすれぐあいであるとか
チョーキングで酷使した際のギター弦の抗議であるとか

カポをなんだか
負けたよな気で使うあほらしさとか
弦を張り、理不尽な統制であるチューニングをする下世話さとか

感じながら米国音楽なんぞを聴いている

ギター弾きが聴く音楽

同じ音楽を
ギター弾かない方々が聴く

違う音楽である






沖縄本島





沖縄ったって沖縄本島と
さらなる小さ島じゃあ
浜やら美しさやら

少し

あれだけど

沖縄本島の

浜だって

それなりな風流あり













nuubasu


トリックスター






カフェったって
それほど快適じゃない
どこだって
それほど快適じゃない

自然たって
それほで快適じゃない

リズムきよらなリズム

どぶ川下町ったって
それほで嫌じゃない

どこだって銀河だ
騙されちゃならねえ

リズムきよらなリズム

トリックだ

スターだ

トリックスターだ

スターコラサッサ

トリックスターだ

スターコラサッサ






旅唄






川から反射して
マングローブの
裏に憩う白い鳥を
郷愁へ誘う
きよらかな旅唄










うた寄せて





屋根をお布団として
大空を卓として

粗茶をあおるように

うたを寄せる

あらゆるうた寄せて

真詩となる






nuubasu